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古より守り継がれし貴重な文化・史跡・ジオスポットをめぐり、その意義を感じて皆野町を知る。

栗谷瀬橋の蛇紋岩

くりやぜばしのじゃもんがん

栗谷瀬橋の蛇紋岩と石綿栗谷瀬橋

皆野中学校の門の前を荒川に向かって下ると荒川の川べりに出ます。

この辺一帯には蛇紋岩が露出しており、秩父ジオパークのジオスポットの一つに数えられます。
蛇紋岩にはこい緑色で光沢があり、岩肌が蛇の皮膚のように見えることから名づけられました。

白い脈の入ったものを蛇灰岩といいます。磨くと美しい石材になり、国会議事堂の玄関の床にも使われています。水を多く含み柔らかいので、地滑りの原因にもなり、対岸の山には対策が施されています。

この岩には石綿(アスベスト)も含まれています。蛇紋岩に含まれる繊維状のクリソタイルという鉱物からなります。現在、肺がんなどを引き起こすことから石綿の生産や使用は禁止されています。